英語の実力診断

第5期通訳養成コースの内容をもとに、英語学習法をshareしたいと思います。

after report 1

2011.11.20(Sunday)

今日から初日が始まりました。

今回で５回目。５期はいつもよりも小人数でアットホームな感じです。

１：）第一回目は、恒例のreading speedから。

これで大抵の人の英語のレベルがわかります。音読スピードと言って、辞書を引かなくてもわかるぐらいのレベルの英文を声に出して読んでいきます。時計で時間をはかり、１分間読み上げたところで止めて、だいたいの意味を訳してもらいます。７０％以上意味が把握できたら、オッケーとします。

それで、読めたワード数を数えていきますが、１５０ワード以上行けばまあままのレベルです。Nativeの人は、２００ワードぐらいです。

このメッソッドは、英語力を判定するだけでなく、その人のまとめる力、もみていけます。通訳は整理する能力も持っていなくてはなりません。整理してしゃべる、ということは大事な課題だったりします。普段から説明があまり上手くない人は、まとめる力を養っていくことができます。

２：）その後、発声法を少しやりました。

私はヴォイトレではないので、ヴォイストレーニングは出来ませんが、普段からやっているヴォイトレのエクササイズの中に出てくることを少しshareし、どうしたら身体を使って響かせていけるか？ということをやりました。

通訳とは、黒子の仕事ですが、スピーカーです。声が通り、トーンも落ち着いていなければなりません。身体を楽器のように響かせていくことが大事。（これ、しょっちゅう歌の先生、ヴォイトレの先生に私自身が言われていることで、自分にも言い聞かせているのですが。。。）

３：）休憩をはさみ、最後はrepeating。Repeatingとは、語句や文章を聞き終わった時点で繰り返す作業です。長いものだと大変ですが、短いものはトレーニングでできるようになります。要は、耳をすまし、集中して聴き取る、ということなのです。

英語を勉強するときに、みんな文法中心に考えていませんか？　ちゃんとした文章を組み立てなければならない、とか、全部パーフェクトに聞き取れない、といけないと思っていませんか？

英語の勉強をするにあたって、listeningはとても重要だと思います。そして、そのlisteningをするときに、バックグラウンドミュージックのように聞き流さないことです。音の上がり下がりしか記憶に残っていない状態はダメなんです。集中して、何を言っているのか？を聞き取るようにしないと。そのためには英語の音に慣れることも重要です。

よく話に出しますが、海外とかへ行って、カフェに入ったりします。英語の会話が飛び交う中で、日本語の会話が聞こえてきたとしたら、どうですか？　「あれ？　日本人がいるのかな？」と思い振り向きますよね？　要は自然に英語の会話も、隣のテーブルで話されている内容が聞こえてきたら、何を話しているかが聞き取れるぐらい自然に入ってこなければならないのです。

まあ、でもnativeじゃあないんだから、聞き取れませんよー、って言う声が聞こえてきますが、確かにそうです。でも、すごーく集中して聞いたら、単語が断片的に聞こえてきて、何を言っているのかがわかるのって大事だったりします。

なので、今日の課題は、よく聞きましょう！ということが課題でした。

よく、生徒さんに言っていることですが、通訳の勉強って一番英語の勉強になると思います。たいてい、集中力を高めて何かを聞いたりすると聞き取れたり、わかったりしますが、その集中力をどのようにあげていくか？　がミソなんです。訳さなければならないので、みんな聞き逃すまいとして耳だけに意識を持っていきます。普段何気なく何かを聞いている時ってそこまで意識してなかったりするんですよ。

来週は、shadowing, quick responseなどをやりたいなと思っています。