ためになる！ sakura yoga 第三回解剖学英語WS レポート

11月10日の解剖学英語シリーズ講座、

終始和やかなムードの中、終了いたしました。

この講座も今回で4回目。。。

試行錯誤しながら回を経るごとに改良を加えて、だんだん形になってきました。

名前に「解剖学」をつけるのはやっぱり気が引けるのですが、

他に上手い言い方が見つからず、恐れ多くもこのタイトルにしています。

筋肉や骨格といったヨガアナトミーの基本的な事を学びながら、

ヨガアナトミーならではの独特な英語表現を勉強していくという

なかなかマニアックなクラスなのですが、

ヨガ・ボディワーク系の通訳を目指す方、

ヨガティーチャー、

身体の事に興味がある方、

セラピストさんや

看護師さん など

これまで様々な方が受けに来て下さいました。

好きだった英語とヨガという2つの事をツールに、

またチャレンジングなアナトミーという分野も絡めて

このような仕事ができるのは幸せなことです。

なぜこんなにマニアックな講座を始めたかというと、

コンテンツを理解しないで通訳をするのは無理に等しい、ということを

経験上身をもって感じたからです。

どんなに英語が堪能な人でも、

ヨガを知らなければ、ヨガの通訳は務まりません。

アサナの名前やサンスクリット語など、

一般人には馴染みのないものばかりですよね。

同様に、アナトミーも、解剖学用語を知らなければお手上げです。

更にその内容を理解していなければ、訳するのが難しくなります。

脛の骨 shin boneと言ってくれる先生は良いとして、

脛骨(けいこつ)と言われたら、 Tibiaと訳さねばならず、

Tibial Tuberosityときたら、 脛骨粗面(けいこつそめん)と出てこなくてはなりません。

けいこつそめん ってそもそも何なの？？の状態で訳すのは

本人が非常に不安になります。

それが何なのか知っておくことが通訳する側の安心材料にもなります。

Tuberosity は粗面とか結節とか訳されます。(坐骨結節はischial tuberosity)

脛骨粗面には、大腿四頭筋の腱が付着しています。

骨の特徴的な部分で、筋肉が付着していることが多いです。

もともとは、身体の機能を知りたい、

生徒さんからのアサナに関する質問に的確に答えたいと思って

勉強し始めたヨガアナトミーですが、

その知識は通訳をする上で大きな助けになっています。

通訳に支障をきたさないよう更に勉強することが

また、日々のクラス指導にも役立ちます。

そうやってムダなく色々なことが繋がっていくのは興味深いことです。

ご参加下さった皆様、ありがとうございました。