教える、ということ

今週の２４日に通訳養成コース前期の最終日となります。

今回で６期目。最初の頃は、自分が教えるということに違和感を感じながらやっていましたが、今では楽しむ余裕も出て来ました。

いろいろな生徒さんと触れ合ううちに、「どうして、これがわからないんだろう？　どうしたら、わかるようになるのか？」と考えさせられると同時に、自分が仕事として普通にやっている「通訳」という作業を分析することができて、自分の中で整理ができてくると同時に、自分が普段、ごくごく当たり前のこと、としてやっている通訳の作業を見直すことができたことに気がつきました。

教えるという作業は、本当は自分が一番教えられているのではないか？とつくづく思います。あらゆる生徒さんから教えてもらっていますね。

ヨガの先生方も同じなのではないかと思います。例えば普段、ご自分が普通にやっているアーサナ。自分は普通にできちゃってても、できない生徒さんに「じゃあ、どういう風にしたらできるようになるのか？　何を意識すればいいのか？」なんていうことをいろいろ分析したりするのではないでしょうか？

前期で終わる生徒さんもいらっしゃるので、今期の授業に出てもらった方達には何かを持ち帰って欲しいと思っています。技術が身につくのは、お勉強して、それを自分なりにも復習や勉強したりして、実践をしなければなりません。実践をしていく準備作業として、私の通訳養成コースがあると思っております。何事も経験を積む事によってだんだん上手くなっていくんですよね。そういう教える機会を持てた事、普段現場仕事がある、ということにただただ感謝の気持ちでいっぱいになりました。そう、普段やっているからと言って、当たり前のことと思ってはいけませんね〜。