sakura yoga通訳 ゆうこ・アルトワッサー サラ・パワーズ先生トレーニング通訳レポート

１１月８日より、４日間に渡ってアンダーザライトで行われた、

サラ・パワーズ先生のトレーニングの通訳をさせて頂きました。

サラ先生は、ここ数年、毎年来日されています。

参加者の中にも、毎年参加されている方がいらして、

１年ぶりの再会に先生もとても嬉しそうでした。

今年は、海外から参加された方も数名いらっしゃったようです。

今年のトレーニングの内容は、

座学、アーサナ（陰/陽）、プラナヤマ、瞑想と

いろいろな要素が入っていました。

TTではないので、経絡のお話はそれほど出て来ませんでしたが、

自宅で練習をしたいと思っている人が、

どう始めていったらよいかがよく分かる、

実践的な内容が多かったと思います。

毎年感じるのですが、

サラ先生は、本当にエレガントな話し方をされる方です。

ずっと話を聞いていたい、と思わせるような、魅力的な声。

そして、お姿もとても美しいのですが、

今回感じたのは、先生が教える練習の美しさ。

意識を内側に向け、練習への志を持つところから始まり、

陽のアーサナ、陰のアーサナ、プラナヤマ、瞑想と

流れるように続くのです。

わたしたちは、

こういったものを全部分けて考える傾向があるように思うのですが、

サラ先生が教えると、

すべてが１つのプラクティスに美しくまとまるのです。

参加された方は、この練習によって、

落ち着きや静けさ、

自然に顕われてくる思いやり、というものを

経験されたのではないでしょうか。

世界各国を旅して教えていらっしゃる先生、

何と３ヶ月も自宅に帰れないこともあるそうです。

それでも、先生のお話にはいつも、

「Heart（こころ）」と「Dedication（献身）」があります。

それは通訳をしていて、毎年感じることです。

教えをいろいろなところで説きながら、

決して「仕事」的にならないところに、

この伝統への敬意と愛、教えることへの決意が感じられます。

指導する、ということは、こういう熱意を持ってやるべきことなのですね。

わたしのサラ先生への敬意は、毎年のように深まっています。

来年も、来日の予定があるとのこと。

できるだけ多くの方が、サラ先生の教えに触れることができればいいなと、心から願っています。

YUKO