レスリー･カミノフ 通訳レポート 横山しょうこ

５月２５、２６日に代々木のUTLにて行われたレスリー・カミノフ先生のワークショップの通訳を担当させていただきました。
レスリー先生はヨガ書籍のベストセラー「Yoga Anatomy (最強のヨガレッスン)」の著者であり、またニューヨークにて呼吸を中心としたアプローチ　"Breathing Project"を主催されています。

今回の来日では2時間のウォリアーシリーズワークショップと10時間のヨガ解剖学コースが行われました。
ウォーリアーシリーズでは、呼吸とそれに伴う身体の形の変化に意識を向け、レスリー先生オリジナルのシーケンスを練習しました。このシーケンスは、全く手や肩に負担をかけないもので、全てのレベルの生徒さんの練習に役立つものです。クラスでは、それぞれのポーズにおける呼吸と動きの連動が説明されて「ああなるほど！」と新たな発見をした生徒さんも多くいらっしゃいました。

解剖学の講義では、ヨガの練習、特に呼吸の働きに焦点を当てたクラスが行われました。一体呼吸とは何なのか？生まれた瞬間から始まる呼吸、いつも、常にしている呼吸・・・でもその本質を理解している人は少ないのではないでしょうか。レスリー先生は、その仕組みと働きについて、わかりやすい解剖学的なアプローチを使って説明されました。またヨガの歴史や哲学など、幅広い分野についても講義があり、とても濃い内容の２日間でした。

私自身も大変勉強になるワークショップでした。本で学ぶだけでなく、やはり先生に実際お会いして、クラスで体験する素晴らしさを実感した講義となりました。
ワークショップに参加された皆様、スタジオのスタッフの方々、ありがとうございました。

横山しょうこ