2013年9月22日 ヨガフェス座学講座【ヨガ・ボディーワークス系通訳になりたい人のための基礎講座】レポート by Haruka

今年のヨガフェス、yogafest2013は、10周年を記念した新しい試みが随所にみられました。その目玉のひとつである座学講座で、渡瀬ひとみ講師による【ヨガ・ボディーワークス系通訳になりたい人のための基礎講座】が開講されました。

当日は朝イチの早い時間にもかかわらず、ヨガＷＳのオーガナイザーの方、すでにフィットネス系通訳として活躍されている方、ふだん別業種の通訳をされている方、これからヨガ・ボディーワークス系通訳を目指される方などが、東北や九州からもはるばる参加されました。

内容は以下の通りです。

１.【レクチャー】

・通訳という仕事とその内容、
・求められる技能と役割、
・通訳に必要とされる３つの重要な要素、
・ヨガＷＳ通訳に要求されること、
・ヨガ・ワークショップ通訳で要求されること、
・その他の業界の通訳との違い

等のトピックについて、参加者の皆さんからもコメントを頂きながら、「通訳は、技能訓練である」ことを学びました。

2.【発声とその準備エクササイズ】

（１）頭頸部をゆるめて開く練習

・首まわし　
・あくび出し切り
・舌出し、舌回し、巻き舌
・カラス声　

首周りのコリをほぐし、あくび全開、変顔、奇声を経て、恥ずかしさを乗り越えてだんだん身体が目覚めてきます。
ヨガクリヤの、ブラフマムドラ、ジーヴァバンダ、シンハムドラを練習されている方にはお馴染みのエクササイズだったかもしれません。

（２）肩と胸を開く練習

・壁を使った腕まわし

肩甲骨とそのまわりの組織がダイナミックに動くのを感じました。

身体全体をつかって、喉だけを酷使しないような声の出し方、を学べた気がします。
さすがヨガフェスというか、ヨガ（アーサナ、クリヤ、ヨガセラピー）が通訳においても有効であることを体感する時間でした。

3.【参加者の自己紹介と身体のパーツ名クイズ】

人前に立ち、マイクなしで空間に声を届ける体験をしつつ、即応（クイックレスポンス）の訓練です。

４．【質疑応答】

やり甲斐、向き不向きの有無、といった突っ込んだ質問にも、踏み込んだ回答がありました。
ふだん個人で通訳の活動をされている方には、貴重な質問の機会だったと思います。

普段のヨガイベントでは来日したヨガ講師の黒子に徹している渡瀬ひとみ講師ですが、今回は養成講座以外でのヨガイベントでは初講座ということで、comfort zoneを超えたマット外のヨガの練習も見せてくれました。

ありがとうございました！